確かな気持ち
道化師
「君は道化師のようだね」
そう、貴方に言われた
全てを見抜いているといわんばかりの目に
圧倒された
何故周りに合わせているのがわかったのだろう
道化師…今の自分にぴったりの言葉
自分は上手く道化師になれていたはずなのに
君には通用しなかった
貴方はこう言った
「本心出してごらん?その方が……いいよ」
それは自分の心に染み渡った
初めて道化師は仮面を剥がした
貴方は…ちゃんと受け止めてくれた
自分は道化師を引退することにした
もう道化師になる必要はない
だって…自分の本心を理解してくれる人がいるから!
道化師fin