確かな気持ち

「はい?」

確かな気持ちとは一体なんだろう?

「うちは、ちゃんと胸をはって言える。貴方は最低なんかじゃない。ちゃんと認める人間がここにおるっ!少なくともうちは…貴方を信じてる」

そもそも自分はなにか重大なことを見落としているような気がしました

「…今の気持ちは本心やろ?うちに言ってくれた…ちゃんと、嘘、偽りのない本当の気持ちやったんやないん?」

そう、それを見落としていました

誰にも言えなかった本当の気持ち

今、確かな気持ちとなって

言えた

言えた___

その時、自分の目から水が滴り落ちました

確かな気持ち

それは実に簡単なものでした

今、この気持ちは

確かな気持ちです

「…ありがとう、ございます」

これが確かな気持ちです










確かな気持ちfin
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