3.11-君に捧ぐ物語-

「あーーーーー。ボール蹴りたい。」

学校からの帰り道。
ネットに入ったボールを、一定のリズムでポンポン蹴りながら彼は言う。
ほんとにサッカーが好きなんだろうな。
なんだかそんな彼が可愛くって、ついつい笑ってしまった。

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