第2音楽室の恋
おじいちゃん家に行くといつも歴史の話ばかり
それに食いついて聞いていたのが奏汰だったの
あたしも聞かされてたけど正直言って好きにはなれなかった
それであたしは毎回テスト前になると奏汰から何時間も範囲のとこを話される
そのおかげで社会は毎回100点……
嬉しいのか悲しいのか分からないけど。
奏汰は友達に話せなくてストレス発散であたしに話してる…
でもそう考えるとあたしがいなかったら誰に話してたんだろ…
想像したらなんか可愛そうになってきた
やめよ……
「…はい、今日はここで終わり!社会係はノート集めて俺のとこによろしく。あと姫路は終わったら俺のとこに来い」
えー…。
ま…マジで…?
絶対さっきのことだよ…
めんどくさい、
『ありがとーございましたー』
「「「ありがとうございましたー」」」
「あおちゃん頑張って」
「うん、ありがと…」