第2音楽室の恋



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思ってた通りに
社会の先生に怒られた


『姫路、お前頭良いんだから…推薦とか取れるんだぞ。もったいないことすんなよ、ったく』

『……はい、すみません。以後気をつけます』

『そうしてくれ。俺はお前のために言ったからな、もう言わせるなよ』

『…はい。じゃ失礼します』






「あおい、おかえり」


席に戻るとあたしの席に妃織が座っていた

そして仁美も。


「怒られた〜!
先生の授業がつまらないから眠くなるんじゃん!」

もう言わせるなって
あたしそんなに先生に怒られるような行為してないし……


「あら、本音言うね〜」

「いつものことだよねー」

そりゃあの先生はあーゆう性格だから
あんま言えないの!
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