第2音楽室の恋
また鬼ごっこか。
「そっか。で大丈夫なの?
そんなとこにいて。鬼さん」
「うあー、そうだ。
やべ、どーしよ」
え。忘れてたの?(笑)
なんか不思議だ、久藤くんって(笑)
「こっち」
あたしはそう言って
慌ててる久藤くんを
黒幕のピアノの下に。
タっタっタっタっ
足音だ。
あたしはピアノのイスに座って
ドアを見つめていた。
ドキドキドキドキ
ドキドキする。何で?
あたし関係ないじゃん!
大丈夫、大丈夫。
ガシッ!?
え、?!
下から誰かに手を捕まれた。
だ、れ!?
そして………
そのまま引っ張れた。
ゴンッ!!!!
鈍い音が鳴り響き
あたしの額にはすごい痛みが。