蓮華〜流レルママニ〜


目の前にいれば、助けるかもしれない。

人間は目に映るモノしか助けない。
本気で心を痛めてないからだ。どうせ自分一人が協力したって何も変わらないと思うんだろうが、そんな事はない。

善意は重ねた分だけ、きっと届く。
無駄な事なんてない…



!?

おっと…ヤバいヤバい…
俺の頭の中で矛盾が出てきた。

俺は無駄な事はしない。

そう決めたんだ。

大切なモノしか見ない…ということが、目に映るモノを助け共存していく事で、限りある時間を貴重に使っていける。



そう…時間が…

足りないから…





俺の余命はあと2年。

成人するまで、
生きられない…


だから…


ダカラ…


俺は大切な者とだけ…

共存シテイク…
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