蓮華〜流レルママニ〜
流奈編 其ノ壱
序
『流れ』とは、抗う事なく突き進み、逆らう事なく身を任せる…
少なくとも生きる上では、そう解釈する。
『散る』とは、草木が枯れ果てる様子を表し、モノの終わりを伝える言葉…
道端に咲く菜の花も、蓮の花も例外はない…
だけど、それは生命の理であって流れに殉ずるモノ。
始まりがあれば終わりもある。
そして…
それは
『新たな始まり』を示す…
だから…
恐れる事なんてない!