real world
サボりをした事は初めてじゃないけど。


サボらされるとは誰が思っていただろう。

現在。なぜか近くの公園にいます。


「え、えーと悠樹君?」

「どうして知らないフりするの?」


何でわかるの?


「何の…事?わかんないなぁ…」


「楽しんでるの?」


違う。わからないだけ。

「違うよね。君はそこまで汚れた子じゃない。」

なんで…?


「知りたいんだ。君は何がしたいの?」


でも…この人になら話せるかもしれない。


「わからない。ただな直人はただの幼馴染みで、友香は直人が好きで…。傷つけたくなくて。わからなくて…」


「そっか。」


「ねぇ、どうすれば良いかなぁ。わからなくてどうしようもなくて、動けなくて。」


「そんなの、簡単だよ。」



え…?本当に…?



「素直に言っちゃえば良いんだよ。」


「で、でも…」


「人に気持ちを伝えるって事は、ハッピーエンドじゃない事も視野に入れてるわけだろ?」


「そりゃあまぁ…」


「でしょ?」


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