real world
*02*My Hart?
『―誰の気持ち?
それは僕の気持ち。
なんて言う名前―?
言葉では現せない、特別なもの。
My Hart?(僕の心?)
Your Hart?(君の心?)
2人の心―…』
お昼の放送で自分の声が流れているのを、僕は違和感を覚えながら聞いていた。
「悠樹…お前なんで花音と一緒に登校なんかしたんだよ。」
あぁ、しつこい。
さっさと仕事いけっての。
うかうか朝まで一緒にいましたなんて言えたもんじゃないな。
『おい!直人!いい加減にして仕事行くぞ!』
ラッキー!Roseのマネージャーさんだ。
『あ、あれ?社長子息がなぜここに?』
ていうか良いのか?校舎まで入ってきて。
「わかった!今行くから!返事考えとけよ。悠樹!」
誰が言ってやるものか。僕の命が危ない。
「直人、やっと仕事行ったね。」
え…?
「彩野!上杉はどうしたんだよ!?」
2人で食堂に行ったはずだ。
「えーと、確か会社創立記念パーティーだって。さっきお迎えに連れて行かれた。」
「お迎えって…あのごつい3人組?」
「そうそう。逃げ回るからね友香は。」
確か上杉を拘束するためにおじさんが雇ったんだっけ。
「そうだ、今日のウタ☆パラに直人出るんだって。見てあげてね。」
まったく、彩野って…男の思っている事を考えられないのだろうか。
「…それ、僕も出るんだけど。」
「え?ゲストで?」
だから、
「僕はPrinceのショウゴだよ。」
それは僕の気持ち。
なんて言う名前―?
言葉では現せない、特別なもの。
My Hart?(僕の心?)
Your Hart?(君の心?)
2人の心―…』
お昼の放送で自分の声が流れているのを、僕は違和感を覚えながら聞いていた。
「悠樹…お前なんで花音と一緒に登校なんかしたんだよ。」
あぁ、しつこい。
さっさと仕事いけっての。
うかうか朝まで一緒にいましたなんて言えたもんじゃないな。
『おい!直人!いい加減にして仕事行くぞ!』
ラッキー!Roseのマネージャーさんだ。
『あ、あれ?社長子息がなぜここに?』
ていうか良いのか?校舎まで入ってきて。
「わかった!今行くから!返事考えとけよ。悠樹!」
誰が言ってやるものか。僕の命が危ない。
「直人、やっと仕事行ったね。」
え…?
「彩野!上杉はどうしたんだよ!?」
2人で食堂に行ったはずだ。
「えーと、確か会社創立記念パーティーだって。さっきお迎えに連れて行かれた。」
「お迎えって…あのごつい3人組?」
「そうそう。逃げ回るからね友香は。」
確か上杉を拘束するためにおじさんが雇ったんだっけ。
「そうだ、今日のウタ☆パラに直人出るんだって。見てあげてね。」
まったく、彩野って…男の思っている事を考えられないのだろうか。
「…それ、僕も出るんだけど。」
「え?ゲストで?」
だから、
「僕はPrinceのショウゴだよ。」