白+黒【TABOO】
そこは、洋風の豪華な一軒家で、庭には薔薇が咲き乱れていた。
ベルを鳴らすと、30歳くらいの男性が出てきた。
「手紙もらった者です。吉高花蓮といいます。先生いますか?」
「私です」
「えっ、流沙って・・!?」
「ごめん、僕は男だよ。せっかく来たんだし、練習してみようか」
(どうしよう・・先生だし、大丈夫だよね)
そう言い聞かせながら、レッスンを受け、無事帰ることになった。
「次から、白い服装で来てね」
「どうしてですか?」
「レッスン室も僕の服装も黒いから」
「・・わかりました」
(不思議な人・・)
そう思いながら、家へ帰った。
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