雨のち晴れ



「当たり前だろ。雨音の彼氏なんだから。」



「え?私、彼氏にした覚えありませんけどっ」



「昨日、キスしたら気持ちよさそーにしてたじゃん(笑)」


「いや、それとこれとは別でしょ!べ、別に気持ちよくなんか、なかったし」



とは言ってみるものの、

正直嫌ではなかったのは確かだ。

初めてのキスで戸惑ったものの

ハルは優しく包んでくれた。



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