夢の欠片
お姉ちゃんの家に帰ってきた時には午後六時を回っていた。
それからすぐに、お母さんがしばらくはこっちに来れなくなるということで、渡されたプリントの保護者が書く欄を全て埋めていき、それが終わるとお姉ちゃんに挨拶してから「おじゃましました」と言って帰っていった。
「さて、入学パーティーでも開くかー!」
私が高校に入学できると知って、お姉ちゃんが大袈裟にはしゃぎ始めた。羚弥君も乗り気のようで、「おめでとう」と言ってくれた。
「ケーキ作っちゃうよー!」
「ありがとー」
「さて、俺も手伝おっと」
お姉ちゃんと羚弥君がキッチンに向かう中、私は『ついに学校かー』と思って複雑な気持ちになっていた。
楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じって、つい落ち着かなくなる。
頑張ろう。そう心に決めて、私は「手伝うー!」とお姉ちゃんたちを追いかけていった。
それからすぐに、お母さんがしばらくはこっちに来れなくなるということで、渡されたプリントの保護者が書く欄を全て埋めていき、それが終わるとお姉ちゃんに挨拶してから「おじゃましました」と言って帰っていった。
「さて、入学パーティーでも開くかー!」
私が高校に入学できると知って、お姉ちゃんが大袈裟にはしゃぎ始めた。羚弥君も乗り気のようで、「おめでとう」と言ってくれた。
「ケーキ作っちゃうよー!」
「ありがとー」
「さて、俺も手伝おっと」
お姉ちゃんと羚弥君がキッチンに向かう中、私は『ついに学校かー』と思って複雑な気持ちになっていた。
楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じって、つい落ち着かなくなる。
頑張ろう。そう心に決めて、私は「手伝うー!」とお姉ちゃんたちを追いかけていった。