恋する生徒
「仕方ないなぁ…」
ど、どう言う事?
…もしかして、先生も私の事…。
好き?
「あんまり食べると太っちゃうから気をつけなよ?」
そう言って、先生は私の両手に新たな飴やチョコレートが…。
――……はぃ?
「寝る前には食べるなよ? じゃ、おやすみ」
そう言って、私の頭をワシャワシャと撫でて、帰っていった。
…な、何…今の…?
わ、たし…初めての告白したのよ?
なのに両手には新たなお菓子が…。
どゆこと?
「……何が、おきたの?」
「…アウト オブ 眼中って事だろ?」
「葵! いつの間に!!」
家に入っていったはずの葵が、私の隣に立って先生から貰ったお菓子をワシッ! って、持って行っちゃった…。
私の両手には残りわずか。
ってか、アウト オブ 眼中って…。
悲しすぎるじゃない!!