イベリスの花言葉。
当然だけど、あたしと男たちは入ってませんから。もはや女2人が必死で大した事無い談義始めてます。
でもな~そろそろ切れたいな☆
「マジさ、あんな奴放り出してさ~。ウチらの下に超可愛い子いるから~。」
「つれてきてあげるし、ね~?」
豊胸手術を受けた胸が押し付けられてる!あれは痛いだろうな・・・。
知ってる?豊胸手術って胸の中に異物入れてるから、すごい押されると異物が当たって超痛いの。
「何見てんの、羨ましいわけ?」
「向こう行ってろよブス。」
2人があたしに毒を吐く。
「ブス?!そこまで酷い顔してたかしら。」
慌てて鏡を取り出して見る。
「ああ、良かった。鏡が割れないってことはそこまで酷くないわ。」
あたしはそういって胸をなでおろしてみた。
「はぁ?!ウチらそんなこと言ってんじゃないんだけど。」
「誰だか知んねぇけど、降りろつってんの。」
この人たちは何の権限があってそんなことをいっているのだろう。
ふと、そう思った。
「この車って誰の車ですか?」
黙っていた陸さんに尋ねる。
「え、母さんの会社だね。」
「じゃあ、運転手さんって富山さんだね。」
あたしはそれだけ確認とると、残念だなぁ。とつぶやく。
「は?何が。」
「この車、あたしの会社のらしいんです。」
「はぁ?何言ってんの?」
意味がわからない。そんな顔をして彼女らはあたしを見る。