禁断のピアノ・レッスン


そして翔に頼まれた平日の午後。


インターホンを鳴らすと、慶くんが現れた。


「お姉さん、わざわざすみません」


「いいよいいよ、バンドなんて驚いたけど慶くんの為なら」


翔も高校生の頃はギター抱えてた。


さらりと揺れる黒髪と、誰かみたいに無駄に焼いてないから綺麗な肌。


ビジュアルだけなら確実にファンが集まりそう。


それだけに、興味があるならちゃんと教えてあげたいな、と思った。



< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop