とある魔術師の日常生活
風「…良いじゃないですか。それよりも入団しま空「だが、断る!!」
ブチ
風「断らないで下さい」
空「だが、断る」
ブチブチ
風「いいからこの書類にハンコ押して入団して私にこき使われなさい!!」
空「忙しいと昼寝が出来ないじゃん」
ブツリ。何かがキレました。
風「あのねぇ、私だって大変なんですよ。朝から面倒だから出たくない会議に部屋を占領する書類の山、終わったかと思えば、どっかの馬鹿な犯罪者共がやらかした事の後始末。やっと終わった寝れると思えば他の部隊の仕事は押し付けられるし、王家に行けば報告とかって言う名目で愚痴聞かされて、しまいには王子の恋愛相談。そんなの恋人居ない歴が年齢の私に聞くな。モンスターはゴキブリ並みにあっちこっちでホイホイ出てくるし、気が付けば朝日拝んで徹夜四日目。貴女みたいな馬鹿丸出しな馬鹿の癖に団長クラスの魔術師相手に余裕で勝つふざけた馬鹿に入団しろと必死になるくらい大変なんですよ!!」
空「……大変なんだね」
風「同情するなら金をくれとは言いませんから、この書類にハンコ押して入団してください。今ならサービスで、もれなく部下二人が付いてきます」
空「…ハンコ押すから少し休めば……?」
こうして篠田家の長女空未は東国魔術師団へ入団したのだった。