―奏― 君に捧げる愛の歌
しばらくすると、お母さんがジュースとシュークリームを持ってきてくれた。
「佑真君、ゆっくりしていってね―。」
そう言い、お母さんは下へ降りていった。
「いつになったら学校来れるんだ?」
シュークリームを頬張りながら佑真が聞く。
「先生が、次の検診で問題なかったら行ってもいいって。」
「そっか・・・・
バイトは辞めたのか?」
「うん。
楽器運んだり、以外と力仕事だし。
メトロのみんなに迷惑かけれないからね。」
「じゃぁ・・・
あいつとも、もう会うことないんだな。」
“あいつ”とゆうのは、俊のことだ。
佑真は何故か俊の事を嫌っているみたいだった。
「うん・・・・」