―奏― 君に捧げる愛の歌


怒りからか、
死を宣告されてから、誰にも感情をぶつけてこなかったからなのか、

私は溜まっていたものを吐き出すように続けた。





「そうよ、私死ぬのよ。

いつ死んでもおかしくない、訳分かんない病気なんだって。


だから、別にどうなったっていいの。


どうせ、二十歳まで生きられないんだから!


だから、放っといてくれてよかったのよっ!!」


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