ショップ店員って、こんな仕事
◇サイズ編
 「9号で大丈夫だと思う」とおっしゃるお客さまが、
 どうみても11号だとあなたが感じたとします。
 
 例)×「お客さまのサイズは11号です」と訂正する。
   ○「どうぞご試着してみてください」と9号を試着してもらう。

 ええ!? と思うかもしれませんが……
 
 対お客さまの場合はとくに、
 
 言葉で否定しなくても
 お客さまにとって居心地の悪い思いをさせてしまった時点で
 それは否定と同じことなのです。


 ≪ポイント≫
 1お客さま自身に答えを見つけてもらう
  「どうぞご試着してみてください」と言われて
  フィッテイングしたお客さまは
  「ちょっと9号はキツかった」と自分でおっしゃる。
  
 2事実だとしても他人には言われたくないことを察する
  お客さまは楽しくショッピングをするために、
  ご来店なさっているのです。
  サイズに関わらずデリケートな事実は絶対に口にしないこと。
  
 3意見を聞かれたら肯定で返す
  たとえば「わたし、9号で大丈夫かな?」と聞かれたら
  「うちはつくりが小さめなので、
   11号でもシルエットがキレイにみえることもあります。
   9号も11号もご試着いただけますので、
   両方着比べてごらんになってください」
   と言えば、11号も着てみようかなと素直に思える。



  このシチュエーションだけでも、
  さまざまな言い回しがあります。


  つまり、お客さまがショックを受けたり
  嫌な気持ちにならずに、

  11号を着てもらうように接客の流れをつくりましょう。

   
 
  それが「売れる接客テクニック」とも
  直結することになるのです。
     
   
    
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