嘘つきたちの恋愛事情【短編集】




僕の大好きな君は小さいときから泣き虫だった。




なにかあるとすぐに僕に泣きついて来る。



そんな君を笑わせたくて、僕は常に冗談を言っていた。 



そうすると君は涙目になりながらも可愛らしく笑ってくれた。






君の笑顔が見たいから、僕は毎日冗談を言う。 



                                        
< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop