君との365日

俺の話は置いといて、職員室近くまで彼女送ってから俺は自分の教室へ戻った。

「今日も遅刻か?」

「おん。せやで」

「はぁ…中学から変わってねぇな」

「それが俺やん?」

「まあな」

こいつは幼馴染みの天宮 蒼空 -アマミヤ ソラ-て言うんやけど頭もええし運動神経もええから中学ん時はかなりモテる分類の奴やってん。

そんな蒼空がここに入学した理由聞いたら「お前が心配だからだ」って言われてしもた。

お前は俺の親か思たけどスルーしたった。

「で。何か嬉しそうだな」

「あ。分かるんや?せやねん。好きな人出来てしもたわ」

「お前が?どうせまた遊びだろ?」

「ちゃうちゃう。本気やて」

「へー?」

蒼空は全然信じてくれんかったけど、俺は本気や。
中学時代は派手に遊んでたけど今は落ち着いてるはずや。

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