君との365日
今まで散々告白してきたくせに、ころっと違う子を彼女にしたりして。
海音の行動も意味が分からない。
遊びなら遊びだって言えばいいのに、落とすだの何だの…私が振り回されてる。
たかが男一人に、振り回され過ぎてるのかな。
「…馬鹿みたい」
薄暗い教室で呟いた私の声は、静寂の中に溶け込んで消えていった。
どれだけ呟いても、誰も返事なんてしてくれなくて
どれだけ悩んでも、誰も話なんて聞いてくれなくて
どれだけ考えても、誰も答えなど教えてくれなくて
結局は私一人が…全部解決しなくちゃいけない。
それが、私にできることだから。