君との365日
二人の周りにだけ、甘甘なオーラが漂っている風にも見える。
…これも吐き気がする。
「ほい、綾芽の焼きそばな。蒼空はたこ焼にしといたで?」
…たこ焼とかあったんだ。
もう、何か祭りの屋台みたい。
「さんきゅー、星宮」
「ありがとな」
「羽音ちゃんの分のかき氷だよ~。はいっ!!」
芽生ちゃんが満面の笑みで私にかき氷を渡してくる。
私は「ありがとう」とだけ言って、そのかき氷を食べた。
シロップの味はイチゴ。
かき氷はやっぱりイチゴでしょ。
食べ終わる頃には既に1時過ぎ。
そのあとは皆で泳いだりビーチバレーをしたり…色々なことをして暇を潰した。