君との365日
皆が、私より早く登校してた。
いつもなら私が早いのに。
教室を見渡すと、ちらほらと数人が登校してた。
…少し寝過ごしちゃっただけなんだけどな。
そんなことを思いながらも綾芽と喋っていると…
――ガタンッ!!
すごい音が隣から聞こえてきた。
綾芽と私はゆっくり隣に顔を向けた。
そしたら、海音が勢いよく机から立ったらしくて、両手を机につき、俯いていた。
芽生ちゃんは吃驚してて蒼空もあの音が煩かったのか欠伸をしながら起きた。