君との365日

「放課後、掃除あるでしょ?」

「逃げたらええねん」

「明日…倍になるかもよ?」

「…それは嫌や」

「今日はダメだよ。また今度ね?」

私だって放課後デートしたいけど、海音のためだから我慢しようかな。
それに、倍になったら帰るの遅くなりそうだし…危ないからね。

「そう言えば、李花ちゃんってどうなったの?」

かなり前の話になるけど…海音が近々話したるって言ってたのに全然教えてくれなくて月日がたったんだ。

「ああ…退学させただけや」

…はい?今、なんと?
退学させただけ?

いやいや、そんな平然と言わないで。
無表情も怖いけど笑顔の方がもっと怖いから!!









そのあと私が唖然としてたのは言うまでもない。
海音にとって退学させることは軽いことみたいだ。

< 186 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop