君との365日

「…羽音…あんた…」

「綾芽、まだ続きあるから。それでね――…」

私が小学3年生に上がったとき、母親は死んだ。
他殺でも事故でもない…自殺だった。

私がいつも通り学校から帰ってきた時にはもう…死んでいた。

首吊り自殺。

テレビでしか見たことなかった。
そんなことが間近で、しかも家族のにいるなんて思いもしなかった。

ダイニングテーブルには…ホットケーキと紅茶のポット…置き手紙があった。

置き手紙には、こう書いてあった。


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