君との365日
「とりあえず、ちゃんと聞いてろ」
「へいへい」
「はい」
また、りっちゃん先生の授業が始まる。
…やっぱり、何が言いたいのかわからない。
最終的には投げ出して今みたいに「もー終わるか」なんて言い出すのがオチ。
「終わりだ終わり」
やっぱり。
りっちゃん先生は教師に向いてないよ。
保育園とか行ってみたらいいのに。
泣く子も黙るりっちゃん先生。
なんて、あだ名付けられたりして。
目付きからして悪いから保育園は無理か。
…教えるのが怠いなら教師なんてしなきゃいいのにね。
矛盾してるよ、りっちゃん先生。
それでも国語の教師ですか。