綾蝶
綾「おはよっ」

学校へ行くと、いつも通りの光景。

海がいつもみたいに抱きついてきて、倒れそうになるのを輝が支えてくれて…

それを見て聡一が笑って、神流をいじって、陽は嬉しそうに笑ってて…


あぁ、私は夢を見ていたんだ。

なぁんだ。私バカじゃん。

ここにみんないるもん。

海「綾ちゃんいこぉー!」

綾「うんっ!」

そう言って歩き出す。

でも、みんなは歩く速度が早い。

綾「みんな、待って!!」

そう言っても振り向いてくれない。

綾「おいていかないで!やだ!やだ!一人にしないで!!」

そしてみんなの姿が見えなくなった。

ーーーー


綾「夢…」

さっき見てたのは、全部夢だった。

綾「私、バカみたい。」

そういった私の言葉は小さな闇の中へ消えていった。




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