綾蝶
綾「おはよ。」

早くきていた康介に言う。

康「おー!おはよっ。
ってかさー!聞いたか?昨日銀牙のやつが黒髪の男にボコボコにされたんだってよ!銀牙の中じゃ大騒ぎでさぁー」

黒髪のやつ?

あぁ、私のことか。

綾「へぇ、そうなんだ。」

康「なんかよぉ、すっげえ強いらしい!」

綾「ふぅん。」

康「なんだよ、興味ねえか?んじゃ、この話は?さすがにこの地方じゃ聞いたことねえかなぁ。」

綾「なにがだ?」

康「おぉ、綾蝶って族知ってっか?全国No1の」

ーードクン

綾「知ってるけど?」

声が震える。

康「その総長がさぁー!いなくなったらしいんだよな!」

あぁ、その事か。

そっか…南、流したんだ。

ってことは……裏切ったって思ってるかな?

康「それでさー、その総長がさぁー蝶紅って言うんだけど、すっげえ強えらしいんだよ!」

綾「そっか。」

私はそれしか答えることができなかった。

だって、蝶紅は私だから。
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