綾蝶
剛「さっそく本題に入るんだが…」

そうだ、なんで私のとこにきたのかを聞かなきゃ!

綾「あぁ。」

剛「お前と兄貴はどんな関係なんだ?」

…関係…

綾「…どんな関係…と言われても…」

剛「とぼけるな、あや」

ーーピクン

綾「っ!」

剛「…やっぱりな…」

綾「なんで…?」

剛「だって俺等昔よく遊んでたじゃん。
それに、あの殺気もお前ぐらいしかだせねえよ。」

そう、私たちは昔よく遊んでいた。

彩姉の彼氏だった達也。

その弟だった剛也とは、必然的に仲が良かった。

綾「そっか…じゃあ、女言葉でいい?」

剛「別にいいんじゃね?」

まぁ、剛也がダメと言っても女言葉にしたけどね。

面倒くさいんで一応ウィッグをとる。

剛「…やっぱり蝶紅は…」

ウィッグをとった瞬間剛也が言った。

あたしは「うん…」とだけつぶやいた。



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