綾蝶
「ーーからーーーでーーはーーのーーとなりーー」

この時間の授業は数学だった。

眠くなりながらも必死に受ける…

が、ついついうつ伏せになる。

「おい九條!寝てるなんていい度胸だなぁ!」

…マジかよ。

綾「いーえ、度胸なんてありませーん」

面倒くさいから適当に済ます……が、

無理そうです。

「お前この問題とけ!」
(最近かっこいいとか言われてるけどかっこいいのは俺なんだよ!せいぜい恥かいとけ)

わぉ、先生、心の声まる見えだよんっ!

それに私……さっき見ちゃったんだよねぇ…。かっこいい先生の秘密。

あーあ、まだ20代なのに大変っ!

「おい!聞いてるのか?!」

わぁ、先生放置してたわ←

綾「聞いてますよっと、解けばいいんでしょ?」

そう言って立ち上がる。

(この問題はあのh大学の入試正解率0.01%だぜ?解けるわけねぇ。恥かけ)

先生…お気持ちは分かりますけど、心の声聞こえてますよぉ〜
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