綾蝶
康「突然やけど…桑原財閥って知ってるか?」

桑原財閥??

あぁ、うちの財閥とほぼ同じ財力の?

剛「初耳だな……。
確か、あの九條財閥と肩を並べるぐらいのだろ?」

…剛也は私の家のことをあまり知らない。

だから、私が九條財閥の令嬢だってことなんて、一ミリたりとも、気付いてない。

康「…あぁ…」

綾「それがどうした?」

康「俺はな、桑原財閥の長男なんだ…」

へー。

ふーん。

って

綾・勇・嵐・剛・拳「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!ー?」


康「…だけどな、輝の方ができが良かったんだ…」

ーードクン

綾「輝…?」

康「あぁ、次男。俺の弟だ。
こういえば分かるか?
あの龍神の総長だよ。」

身体中から変な汗が出てくる。

それと同時に胸がドキドキと震える。

綾「輝が…桑原財閥の息子…」

康「ん?なんだ?知り合いか?」

綾「いや…そんなんじゃないけど…」

それで、辻褄があった。

だから康介がうちの財閥のこと知ってたんだ…。

康「じゃあ…話続けるな。」

そう言って康介は話し始めた。


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