カラン・・・コロン・・・
店の扉を開けての印象は
『ひげの生えた優しそうなおじさんが
 営んでいるお店』
と言うものだった。

扉を開けて立ち止まっていると
「いらっしゃいませ。」
と言われた。

この言葉になぜか惹かれた。

私はその言葉に従い
おじさんの手料理を食べオリジナルコーヒーを
飲む頃には
私の中でこの店は特別になっていた。

店を出た後に久しぶりに見上げた空に
浮かんでいた月は
スッキリしたすがすがしい気持ちで眺めることが出来た。

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