空っぽのキミに
「前にジュンが言ってくれて嬉しかったから。だからね、私も、ジュンの事、誰よりも大好き、だよ」

照れてた顔に更に赤みを帯びさせながらの結愛の言葉。

前に俺が言ったことへのお返しらしい。

「ありがとな。俺、結愛の事、絶対離さねーから」

「うん。私も離れないから」

今回の一件。

お互いにとって色々ショックな事も多かったと思う。

でも、結果的に想いを深め合う機会にもなったんじゃねぇかな。

だって、俺自身、今まで以上に結愛の事、好きになっちまったんだからな。
< 150 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop