空っぽのキミに
「うん、問題なさそうだね」

医者らしい人物は、俺の答えに満足そうに頷いた。

何が問題なんだ?

そんな事聞くあんたの頭の方が問題じゃないのか?

そうは思ったが、多分ここが病院である以上大人しくしておいた方がいいなと思った。

「なぁ、聞いていいかな?」

質問には答えた。

今度はこっちが聞く番だ。
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