空っぽのキミに
「まぁ、いいか。よっしゃ、案内してやるよ」

これ以上何か変な事言って嫌われるのも嫌だしな。

「本当ですか!ありがとうございます」

声音が嬉しそうに聞こえたのは、俺の自惚れだろうな。

そして、頭を下げる彼女の口調は元に戻っていた。
 

はは、やっぱ真面目な子だな。
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