空っぽのキミに
「結愛!」
あれ、私、どうしてたんだっけ・・・・・・?
ぼーっとした頭で辺りを見回すと、純哉君と看護師さんが心配そうに私を見ていた。
「大丈夫か?」
「は、はい。大丈夫、です」
「そっか。よかった・・・・・・」
ほっとしたようにイスにヘたり込む純哉君。
「急に頭抱えて呻き始めたからどうしたかと思ったよ」
あ、そっか・・・・・・。
さっき急に頭が痛くなって、それで・・・・・・。
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