空っぽのキミに
あ・・・・・・・・。

そこで私は気付く。

まだ純哉君、1人じゃ満足に動けない・・・・・・。

「・・・・・・っ!」

やっぱり純哉君は痛みに顔を歪める。

でも、それでも自分で立ち上がって、全身を引きずる様に部屋から出ていく。

ごめんね、純哉君、ごめんね・・・・・・。

私は、ただその姿をそう思いながら見ているしかできなかった。
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