空っぽのキミに
「あ、水川さん、ちょっと手伝って!」

そこに別の看護師さんがやって来た。

何か慌ててるみたい。

「どうかしました?」

「西崎さん、無理に一人で動いてたみたいで、傷開いちゃってるの」

「分かりました、すぐ行きます」

純哉君・・・・・・。

私は慌てて走って行く二人の看護師さんの背中をただ見ているだけ。
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