空っぽのキミに
「大丈夫。飛んだり括ったりしないですから」

きっと、結愛と同じ事するんじゃないかと不安なのだろうと思った。

あいつが死んだってんならそれもやるかもしれないけど、まだそうじゃないから。

「分かりました。でも、絶対ですよ」

「ええ」

俺の返事に一応は納得してくれた様で、3人は病室から出ていってくれた。

1人になった俺は、手元に戻って来たアルバムを開く。

結愛との思い出が詰まったアルバム。
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