こんにちわ。こんばんわ。さようなら。
記憶の欠片
ー1ー
試料を手にしている男に近付いて
くる足音が聞こえてくる。
同じ職場の人間が来たのだと挨拶を
するが返事が返ってこない。
資料から顔を上げると知らない
男が立っていた。
「ーっ!どうやって入ってきた!!」
焦る男を余所に、ダルそうに突っ立って
いる。
ほんの一瞬だった。
男は倒れて資料が辺りを散らばる。
その中の一枚を拾い上げた。
三日月のように笑みが溢れる。
「見つけた」
試料を手にしている男に近付いて
くる足音が聞こえてくる。
同じ職場の人間が来たのだと挨拶を
するが返事が返ってこない。
資料から顔を上げると知らない
男が立っていた。
「ーっ!どうやって入ってきた!!」
焦る男を余所に、ダルそうに突っ立って
いる。
ほんの一瞬だった。
男は倒れて資料が辺りを散らばる。
その中の一枚を拾い上げた。
三日月のように笑みが溢れる。
「見つけた」