藍い狼と紅い蝶


『気付くのおせぇ』




「ごめんなさい...」



ま、男装してたから仕方ないか。



『はぁ...教室いこ?』



「そーだな!」


やっと教室にいける。



楽しみと不安を抱えながら教室へ向かった。




「…名前とか、おしえてやるから」



一瞬なんのことかわからなかったけど、



あのことかーーーー。



『うん。ありがとう』



そう笑って返した。
< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop