* another sky *
びくびくと震える私の身体を抱き寄せると、翼は足の間に入り込む。
そのまま下へと下がり、足の付け根に顔を埋め、敏感になった私のそれに、柔らかな舌を這わせた。
力の抜けてしまった私は、抵抗しようにも動けない。
「あっ、…待って、…待って、…。」
まだ、エクスタシーの波は、続いている。
そんなところにまた刺激を与えたら、すぐにまたどうにかなっちゃう。
「いや、…たす、くっ…!!」
必死に耐えようとしても、的確に与えられる刺激には敵うわけもなくて…。
何度も背中を反らして、乱れながら、歔欷の声を上げた。
「もう、やだぁ…。」
情欲の嵐に翻弄される自分に、泣きそうになる。
「可愛すぎて、いじめすぎちゃった。」
濡れて光る唇を、手の甲で拭き取る翼が色っぽい。
きゅっと片方の口角を上げて、私を見下ろす翼の艶めかしさに、思わず唇を噛みしめた。
「可愛いよ、玲。」
「も、…っ、ばかっ。」
精一杯の負け惜しみも、翼の唇に塞がれてしまう。
与える快感を確かめながら、翼は動きを速めていく。
深く奥まで沈んだ翼を包み込むように、疼き出した熱情に身を委ねて。
私は、翼が好きなんだって、心から思った。
嬉しかった。
私のことを、求めてくれる人がいることが、嬉しかった。
この恋を、信じてみよう……。
もう、いいよね……。
前に進んでも、いいんだよね…。