* another sky *
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怪我した。
病院行ってくる。
あ、心配は全くいりません。
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え、―――??
ええ、―――――!!!
怪我っ???
え、ちょっと、翼っ!!
「……っ。」
胸を締め付けられるような痛みが襲う。
―――――!!
携帯を持つ手が、震える。
どうしよう…。
ま、まさか、事故にあったとか…?
怪我、酷いのかな。
にゅ、入院とか??
逸る気持ちで、履歴から電話をかける。
3回目のコールの、後。
あっけらかんとした翼の声に、私は腰から砕けそうになった。
「あれ、玲、―――?
どうした??」
―――――!!
「ど、どうしたって、メールっ!!!」
怪我したって、書いてあるじゃん。
翼の声を聞いたら、泣きそうになった。
「あ、怪我??
ああ、ちょっとやっちゃってね。」
やっちゃった―――??
何よ。
どういう意味よ―――!!
「着地したらエッジが氷に刺さってさ。
変な転び方したんだよ。
俺、足首の靭帯、伸びてっからさー。
踏ん張れなかったってこと。」
踏ん張れなかったって、こと??
「軽い捻挫。
だから心配いりませんって書いたろ?」
―――――!!!