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なんとも冷めた目線を寄越すともやんに詰め寄る。



「で、なんて言ってたのさ。」


「あー、なんか最近避けられてる気がするけど自分なんかしましたかー？みたいなこと言ってたような…」


「そんなことないよ！確かに逃げてたけどあれはあたしの問題です！中川くんは悪くない！」


「いやぁ、オレにそんな力いっぱい言われても…」


「お伝えください！！」


「や、自分で…」


「お伝えください！！じゃないと化学教えない！」


「おま、それとこれとは話が……わかったよ、伝えるからさっさと化学教えてくれ…」




まさかそんな誤解を生んでいようとは。


あたしはただ面と向かうのが恥ずかしくて逃げ回っていただけなのに…いや、でも、人間誰でも原因がわからないのに逃げ回られたら気分悪いよな。


しかも自分に原因がないとなると、なんなんだコノヤローってなるよ。

これはあたしが悪かった。



…でも、やっぱり本人に直接言うのは恥ずかしいし、連絡先も知らないし、ここはわれらがキャプテンともやんに任せよう。