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ともやんがあまりにも必死な顔でいるもんだから、あんまりいじめるのも良くないなぁと思い、今日の英語はできるだけ優しく教えてあげることにした。
優しいあたしに感謝しなさいよともやん。
机を付き合わせて、向かい合わせで座るあたしとともやん。
ともやんの横に中川くん。
本当なら中川くんの正面に座りたいけど、この勉強会はともやんのためのものだからともやんの前で我慢だ。
「中川くんは明日何の教科?」
「明日ので心配なのは化学ですね。でも自分で何とかしますよ。」
「まぁそう言わずわかんないとこあったら遠慮せず聞いてね!」
ともやんに向ける倍の倍くらいのテンションで笑顔を向けると、少し照れたようにはにかむ中川くん。
「先輩がいると心強いですね。」
何その反応可愛いんですけど!
先輩ドキドキしちゃうよ!
「だぁー!また!その空気!オレ置いてけぼり!」