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「置いてけぼりなんてしてないから。ともやんうるさいぞ。勉強に集中しなさい。」



「ほらーオレにばっかりスパルタだしなんかオレ邪魔みたいじゃんかよー」


「邪魔なんて言ってないでしょうに。」



「でもなんかお前ら昨日から空気甘いジャン。何そのラブラブした空気?オレ超居づらくね?」




…ら、らららラブラブとかなんなのともやん!


馬鹿なの?!なに言ってんの?!




「な、何言ってるんですか!ら、ラブラブって、別に、そんな…」



「…お前ら慌てすぎだろ。特に真鍋、声になってないけどお前相当慌ててんだろ。」




なぜバレタ?!




「あ、慌ててなんかいないぞ馬鹿ともやん!この和訳間違ってるよ馬鹿―!」



あまりの焦りに英語教師お手製の試験対策プリントの一文を指さし叫び、教室の外に逃亡。



ラブラブとか、冗談でも嬉しいだろ馬鹿!

ともやんの馬鹿!




教室でともやんが何か叫んだ気がするが、今はそんなの放置だ!

この顔の熱が引くまでは戻らない戻れない!




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