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「どうしたのってお前なぁ…っ!」
「おー津川。お前ちゃんと勉強してんのかー?今回の期末赤点取ったらさすがに部活やらせねぇぞ?」
「え、ともやんそんな厳しいところまできてたんか。この夏が高校最後の大会じゃないのかいあなた。」
「そうなんだよ。そうだからお前に勉強教えてって言ってんだろ?!なのに何でいなくなるの?!意味わかんない!!」
「あーお前真鍋に勉強みてもらってたのか。なら安心だな。」
「何その絶大な信頼。そんなン言われたらあたし照れちゃうー!」
「勉強面に関してだけは唯一信頼してるぞ。」
「なんか腑に落ちないのはなんでだろうか。」
「何でもいいから戻って勉強教えて!もう時間ないんだから!」
「あ、中川くんは?!」
戻ったらいるジャン!
あたしまたこの上なくテンパるよ!
「あー…あいつな、帰っちまった。」
「え、なんで?!」
「なんか、自分いると邪魔しちゃうからーっつってお前でてった後に。なんかテンション下がってたな。」
なんてことだ!
中川くんが邪魔なはずないのに!
むしろ邪魔なのはこの赤点野郎であって、中川くんじゃないんだよ断じて!