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「何だお前、中川も一緒に勉強してたのか?なんだかんだ仲良くやってんじゃねーの。」
「違うよ兄ちゃん!あたしが中川くんを見て勝手にドキドキしてるだけだよ!」
途方もなく心臓を動かしてるんだよ!
「だから、なぜ兄ちゃんになったんだオレ。お前の中で何があった。」
「だって松下たつのりってよばれるの嫌なんでしょ?」
「だからって兄ちゃんはないだろ。なら松下たつのりの方がましだわ。」
「じゃあそれで。」
これで公認だね。
「で、なに?中川のこと見てドキドキしてんのお前?青いねー。」
にやにや笑う松下たつのりに顔に熱が集まるのを感じた。
仕方ないじゃんドキドキしちゃうのは無意識なんだから!
「お顔が赤いですよ真鍋さん」
「お顔が悪いですよ松下たつのり」
「悪いって何だおい」
「そのままの意味です。」
「何でもいいので、戻って勉強を教えてください。」
お前は本当に切実だなおい。